2018年に登場した新世代「CB」シリーズのなかで、エントリーユーザーにも人気のネイキッドモデル『CBC250R』。登場時のインプレで2018年モデルの実力を振り返ります!
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<試乗インプレ> 爽快な走りが自慢のネオスポーツカフェ! HONDA CB250R/ABS(2018年)

Honda CB250R(2018)

画像: <試乗インプレ> 爽快な走りが自慢のネオスポーツカフェ! HONDA CB250R/ABS(2018年)

文:太田安治
※この記事は2018年6月14日にwebオートバイで公開されたものを再構成した記事です。

スポーツバイクの面白さを堪能できる快速ネイキッド

新世代CBシリーズとして125、1000に続いて登場したCB250R。DOHC単気筒エンジンはCBR250R由来だが、スチールパイプとプレートを組み合わせたフレーム、倒立フォーク、鋼板スイングアームなど、車体は完全に新設計されている。

最初にそのメリットを感じるのは125㏄車のような軽さ。取り回しが楽なのでビギナーや非力なライダーが安心できるし、ベテランなら数値上の軽さよりもマスの集中化が生む運動性の軽さを体感できるはずだ。

画像: エンジン、マフラーなどを中心部に集めマスを集中化した、凝縮感の強い新世代CBシリーズならではのダイナミックなプロポーション。ライディングの楽しさを視覚で表現したものだといえる。

エンジン、マフラーなどを中心部に集めマスを集中化した、凝縮感の強い新世代CBシリーズならではのダイナミックなプロポーション。ライディングの楽しさを視覚で表現したものだといえる。

エンジンは27馬力を9000回転で発生する。数値的にはCBR250Rよりも2馬力低いが、体感ではこちらの方が力強い。車重が約20㎏軽いことに加え、低中回転域トルクを重視した設定によりスムーズに発進でき、6速・2500回転付近からグズらず加速する柔軟さも備えている。

4000回転程度までは単気筒らしい鼓動が楽しめるが、5000回転を超えると振動が消え、ツインのようにスムーズに回る。明確なパワーバンドは把みにくいが、6000〜1万回転がもっともリニアに反応する回転域なので、街中で普通に乗っているだけでもスポーツ性を楽しめる。

扱いやすさ重視のエンジンに対し、前後サスペンションはやや硬めの設定で、ライダーの操作にダイレクトに反応する。フロント回りの剛性も高く、強めのブレーキングから一気にバンクさせたときの旋回性、安定性も高く、接地感も明確。このハンドリングはラジアルタイヤが標準装着されていることも影響しているはずだ。高い速度域と深いバンク角の高荷重域ではリアサスの踏ん張り不足を感じるが、ストリートでの扱いやすさとスポーツ性を優先した設定は大正解だと思う。

画像: スポーツバイクの面白さを堪能できる快速ネイキッド

今回の試乗車はABS付きだったが、IMU(慣性計測装置)を組み合わせたことでフルブレーキでのリアリフトが抑えられ、姿勢を乱さずに強力な減速が可能になった。ABSの介入が自然でスポーティーさをスポイルしていないし、パニックブレーキでの、いわゆる「握りゴケ」の危険性も抑えられる優れたシステムをこのクラスに採用したのも安全性にこだわるホンダらしいところ。

250㏄クラスには扱いやすさと引き換えに面白味に欠ける車種も多いが、このモデルはオートバイ本来の面白さ、エキサイティングさを前面に出した仕上がり。幅広いユーザー層から人気を集めそうだ。

文:太田安治

webオートバイ公開日時:2018年6月14日
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