2017年の初期型から『高性能の極み』だったCBR250RR
走りの性能を第一義とするスーパースポーツというのは日進月歩で進化を続けていくものです。
なので旧モデルとなると、限界レベルの性能では最新型には届かない……それはもう仕方のないことでしょう。
進化を続けるCBR250RRもそれは同じ。最新が最良に決まっています。
だけどそのぶんお値段的にも手強い! 2023年にさらなる進化を果たした現行モデルなんて車両本体価格で約87万円~です。大型バイクも真っ青のレベル……若い人にはちょっと手が届かない存在かもしれません。
だけど、それが2017年~2019年に発売されていた初期型CBR250RRだったら?
実はこれが、一気に現実味を帯びてくるんです。安い個体は40万円台のものがあったり、状態が良さそうに見えるモデルも50万円台前半で見つかったり……
そこで『チョイフル!』では初期型CBR250Rの当時のインプレッションをプレイバック!
現行モデルMC51型のCBR250RRは発売当時、どういうバイクだった?
初期型の時点から『デザイン』はひと目惚れレベルの完成度
どこからどう見ても360度ぐるっと全部カッコいい。もう250ccとか排気量なんて、どうでもよく思える。それが2017年に初登場したCBR250RRです……これは本当に惚れる。
ちなみに初期型モデルだと個人的にはこのソードシルバーメタリックがステキ。イエローのアクセントが効きまくりで、街でもかなり目立ちますからね!
そして2018年には新しくホワイトが追加されて、そちらもかなりヤバい……
これがその新色のパールグレアホワイト。ABS仕様のみのカラーです。
ていうか、初期型の時点からもうイタリア車みたいな風格になってません? デザイン自体は初期型の時点から既に完成の域にあります。
だけど『見た目以上』なのがCBR250RRというバイク
でもこのバイクは「カッコいい」だけじゃないんです。
エンジンもスゴいんだけど、個人的には車体側のスゴさに感動。それはフレームとか足周りのバランスです。
フルカウルで外側からは良く見えないけど、CBR250RRはトラス構造のフレームになっています。このフレームがすごく剛性感があって、走ると超安心。
それにガルアーム形状のアルミスイングアーム。初期型時点からスイングアームがアルミ製っていうのも本気の証です。
ちなみにスイングアームが軽いアルミ製になるとリヤサスペンションの負荷が減って、サスペンションの動きが良くなるし、重量のマスが集中するからハンドリングも良くなります。
良いことづくめだけど、高価なパーツだから、これを装備してるのは同じクラスだと当時はCBR250RRだけだったと思います。
ちょっとマニアックだけど、それだけホンダがこのバイクを真剣に作っているということの証拠です。
あとブレーキフィーリングがとにかく最高なんです! 変な言いかただけど、ブレーキレバーの操作フィーリングがまず高級。全然グニャッとしてる感じが無くてハリがある。
高級パーツのラジアルポンプのマスターシリンダーみたい……これが実現できるってホンダの技術ってスゲェ……って思います。
ぶっちゃけ大排気量スポーツバイクでも、これくらいしっかりしている操作フィーリングのバイクって少ないんですよ?
前置きが長くてすみません……
という訳で初期型CBR250RRの当時のインプレッションを振り返ってみますが……
今にして思えばこのバイク、初期型から走りがスゴすぎでした。限界が高すぎて普通のライダーには底が見えないレベルです……
最初に言ったように最新型に『限界性能』は一歩譲るかもしれません。でも普通に乗ってスポーティさを味わうなら、初期型だって十分なパフォーマンスを持っているということ、続編にてお伝えさせて頂きます!
(後編へ続きます)