2015年に登場したヤマハの250ccフルカウルスポーツモデル『YZF-R25』。現行でも人気の高いモデルですが、モデルチェンジ以前の2018年の試乗インプレはどうだった?

<試乗インプレ>YAMAHA YZF-R25/ABS(2017年)

YAMAHA YZF-R25 / ABS

画像: <試乗インプレ>YAMAHA YZF-R25/ABS(2017年)

文:太田安治
※この記事は2018年1月15日にwebオートバイで公開されたものを再構成した記事です。

実用的でスポーツ性も兼ね備えた懐の深さ

画像: ヤマハ『YZF-R25』2018年モデル ホワイトメタリック6

ヤマハ『YZF-R25』2018年モデル ホワイトメタリック6

『YZF』という車名に手強さを感じるライダーもいるだろうが、R25はスポーツライディング時の鋭さよりも市街地での扱いやすさ、クルージングでの快適さを重視し、これに俊敏さというスパイスを効かせたキャラクター。

免許取り立てのライダーでも扱いやすく、サーキットでは本格的なスポーツランも楽しめる懐の深さが魅力だ。

走り出してすぐ実感するのは上質なハンドリング。動き始めがソフトでストローク奥でのダンピングを効かせた設定の前後サスペンションと適度なしなりを持つ車体の組み合わせで、どの速度域でもタイヤのグリップ状態がしっかり伝わってくる。

スロットルを閉じて寝かし込んでいくときの素直で安心感のある一次旋回性と、スロットルを開けてリアに荷重が移ってからもう一度グッと曲がる二次旋回性はヤマハ伝統の味付けだ。

画像: 実用的でスポーツ性も兼ね備えた懐の深さ

35PSの2気筒エンジンは実効パワーバンドが広く、ギアの選択をミスしても失速しない力強さが魅力。サーキットより峠道、峠道より市街地でその真価を発揮するタイプと言える。

扱いやすいエンジン特性、安心感のあるハンドリング、快適なポジションと足着き性の良さで、誰もがストリートコミューター適性の高さを実感できるが、プロダクションレースでの活躍が実証しているように、秘めたスポーツ適性は未だにトップレベル。

エントリーユーザーからエキスパートライダーまでを満足させる1台だ。

文:太田安治

webオートバイ公開日:2018年1月15日
※掲載記事は記事公開日時点の内容であり、時間の経過などに伴って内容に不備が生じる可能性があります。ご了承ください。

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