カワサキの絶版オフロードモデル「KLX250」の2008~2016年モデルの中古バイクは今いくらで買える?2025年8月時点での中古バイク選びの特長や中古車実勢価格をリサーチ!
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カワサキ「KLX250(2008~2016)」ってどんなバイク?

Kawasaki KLX250(2007年モデル)
「KLX250」は、1993年にエンデューロレーサーの血統を受け継いで登場し、2016年のファイナルエディションまで実に23年間続くロングセラーモデルでした。
「闘う4スト」として知られる戦闘力の高いモデルでしたが、2008年モデルでフルモデルチェンジを果たしたKLX250は、それまでの「闘う4スト」のイメージから一転、扱いやすさを重視したモデルへと生まれ変わりました。
最大の変更点は、環境規制に対応するため、キャブレターからフューエルインジェクション(FI)へと燃料供給方式が変更されたこと。
これにより始動性が向上し、標高差によるセッティングの狂いがなくなりました。一方で、かつてのパワフルな高回転域はマイルドになり、その代わりに低中回転域での粘り強さが増し、より扱いやすい特性となっています。

また、デザインも大幅に刷新され、シャープなV字型のデュアルヘッドライトを採用し、外装も一新しました。
メーターはバーグラフ式のタコメーターを備えた多機能なデジタルメーターとなり、視認性が向上。足回りでは、サスペンションから調整機構が一部省略されましたが、しなやかな特性は健在で、オフロードでの走破性は高いレベルを維持しています。
その後は大きな仕様変更もなく2016年にファイナルエディションが登場し、その歴史に幕を閉じました。
現在は現行モデルとして「KLX230」が販売されていますが、車格や排気量にゆとりを持たせるならば、あえて「KLX250」をチョイスしてみるのも一つの選択肢かもしれませんね。