2020年に登場したヤマハのビッグオフロードバイク『テネレ700』。数少ない大型バイクの本格オフロードモデルだけに中古もちょっとお高めだけど、一台あればどこへでも行って、なんでもできそう⁉
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ヤマハ「テネレ700」は予想以上に扱いやすかった! 高速道路からオフロードまで楽しめる万能な旅バイク

画像: YAMAHA Ténéré700(2020)

YAMAHA Ténéré700(2020)

国内市販が待たれていたヤマハ「テネレ700」がいよいよデビューした。MT-07由来のエンジンながら、その造りは、アドベンチャーというよりもはや本格オフローダー。道なき道を行く冒険心をかき立てる本格トレールスポーツの実力はいかなるものなのか?

文:宮崎敬一郎/写真:南孝幸
この記事は2020年10月3日にwebオートバイで公開されたものを再構成した記事です。

オフローダーとしてもツアラーとしても魅力的

高速道路も街中も、多少荒れた林道もこのテネレ700で走ってみた。そして頭の中に最初に浮かんだコトバは「おぉ、まるで大きなセローじゃないか!」だった。

セローは強力なパワーこそないものの、どんな荒野でも踏破するのに十分な力があり、しなやかに動く足回りと小柄な車体は誰にでも扱いやすく、どこでも使えるという魅力が光る、35年も愛されたモデルだ。

そんなセローとこのテネレ700がオーバーラップして見えたのは「誰にでも扱いやすく、どこでも使える」使い勝手の良さからだ。テネレはオフロード指向の強いミドルアドベンチャースポーツ。さすがに小柄なライダーでも簡単に…とは言えないが、そのサイズに慣れさえすればすばらしく扱いやすい。

画像1: オフローダーとしてもツアラーとしても魅力的

まずエンジン。これはMT‐07と同じ688㏄のCP2ユニットを積み、72馬力を発揮する。パワーモード切り換えやトラコンなどの装備は一切なく、あるのはABSだけ。でも、扱いにくさはまったくない。低中回転域からトルキーでレスポンスは滑らか。わざと滑らすような操作も意のままに行える。

ビッグオフローダーと言うだけで、大柄で屈強なライダーしか扱えないシロモノ…などと想像するかもしれない。しかし、ロックのガレ場こそ極低速でキックバックを抑える腕力が必要になるものの、ふつうに流すペースであれば抜群の走破性を発揮する。

画像2: オフローダーとしてもツアラーとしても魅力的

ホイールトラベル200mm越えの前後サスは威力絶大。純粋なオフローダーとして見ると、少し硬めのバネをベースにセットアップしてあるように感じるが、オンオフともに乗り心地はいいし、握りこぶし大のガレ石や20センチほどの段差をけっこうな勢いで乗り越えても弾かれない。車体から伝わる衝撃に硬さがないので、走っていて気楽だ。

オフロードの走破性は「オフも走れます」ではなく、スキルのあるライダーでなくともなじみやすく「オフを楽しもう」とバイクが誘いかけてくる感じ。この走破性がもたらす信頼感と身軽さは「ビッグオフは手強い」というイメージを払拭してしまうだろう。スポーティな機動だってできるし、そのポテンシャルはアドベンチャーというより本格オフロードモデルなみ。これも魅力のひとつだ。

画像3: オフローダーとしてもツアラーとしても魅力的

らに、このテネレ700はツアラーとしての魅力も山盛りだ。エンジンはオンでも扱いやすく快活で静か。峠道も元気に走るし、高速道路での直進安定性はツーリングスポーツなみ。大柄な車体だが、追い越し加速も強力。振動にいたっては、CP2エンジンを搭載するシリーズでもっとも少ない。乗り心地もよく、オンでの長距離移動はリッタークラスのツアラー以上の快適さだと思う。

扱いやすくて、使いこなせばオフでの優れた走破性と意のままになるハンドリングを楽しめる。行き着いた先が過酷な道でもワクワクしながら楽しめるワークブーツのような1台。それがテネレ700だ。

文:宮崎敬一郎/写真:南孝幸
webオートバイ公開日:2020年10月3日
※掲載記事は記事公開日時点での内容であり、時間の経過などに伴って内容に不備が生じる可能性があります。ご了承ください。

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