125ccの人気レジャーバイク『モンキー125』。2021年のモデルチェンジで5速エンジンになったけど、初期型4速モデルの魅力って?
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初期型4速モデルの『モンキーらしさ』って?
2018年に125ccになり、大きく進化したモンキー125において走りの部分うんぬんするなら、これはもう先代モンキーとは大きくかけ離れています。
そのことは先の【前編】でもお伝えしたとおりですが……
改めて言うと排気量が2.5倍になって最高出力は9.4馬力。車体も大きく、ホイールベースも段違いに長い。重量だって100kgを超えます。
50ccのモンキーと走りが違うのは、もう当たり前と言えば当たり前です。
ところが……これが不思議なことに、乗っているとモンキー楽しいな!って思えるんです。
「モンキー125が楽しいな!」じゃなくて『モンキー楽しいな!』ってなる。
最初に言ったとおり、125は先代に比べてずいぶん様変わりしたのですが、そんなことは乗ってから15分くらいでキッパリ忘れてました。
走っているうちに、125もいつの間にか『これもモンキー枠のひとつ』として自然に認識していたんです。
乗る前は50cc時代とは完全に別モノだと思って乗ったのに……不思議!?
ちなみにモンキーって、先代から独特の運転感があるバイクじゃないですか?
先代だと笑っちゃうほど小さすぎて、なので不安定さも少しあって、ちゃんと走らせるには独特の乗り方が必要で……クセ強めというか(笑)
それと同じ、とは言いませんが、125にもやっぱり独特の走らせ方があるんです。
なんというか……一生懸命に走ってます!という感覚がライダーにもバイクにもある。特に初期型の4速仕様はその雰囲気が強いです。
これは性能よりも感覚的な部分の話で申し訳ないんですけれど、例えば先代モンキーを愛するライダーが初期型4速仕様に15分くらい乗ったら(自分の愛車にかける想いとは別の部分で)けっこう気に入るような気がしています。
おっきく育ったモンキー125ですが、スクーターと違ってシート下に収納がある訳じゃない。決して便利ではない完全なる趣味のバイクです。
125ccになって走り方も変わって、昔と違う部分はたくさんあるけど、先代モンキーには望めなかった良さもある。
でも先に言ったとおり125も、乗ってみたらやっぱりモンキー楽しいな!ってなっちゃうんですよ。なんというか『一生懸命に走る』という部分がまさしくモンキーらしいので!
姿形は違うけど根底のモンキースピリットみたいなものに変わりはないんです。
乗るだけでワクワクして、気分が良くなる。街中で3時間程度乗っただけで、3人の人に声を掛けられました。平均1時間にひとり(笑)
そういう楽しさも含めて、とてもシンプルな感覚として……
嬉しい、楽しい、大好き!
って気持ちでいっぱいになる!
モンキー125は人気モデルなので中古車を狙っても、正直なところ高年式車はあまりお得感がありません。
でも2020年までの『4速ギアの初期型』なら狙い目かも? それでも爆安なんてことはないけど『これならアリかも?』って思える個体があります。
5速に進化した2021年以降のモデルは魅力的だけど、初期型の4速のおおらかさだって捨てたもんじゃありません。乗り手が『一生懸命になって走らなきゃいけない』のが逆にいい!
モンキー125が欲しいけど、ちょっと予算が……という人は初期型も検討してみて! 購入予算を抑えればカスタムで個性も出せるし、悪い選択じゃないと思いますよ!