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中古なら『スーパーカブ110』を遠慮なく使い倒せるのでは?
【前編】からの続きでスーパーカブ110を釣りに持ち込んでみたわけですが、釣りタイムがはじまってから驚いたのではスーパーカブ110のオフロード走破力(笑)でした。
この記事を書いた当時(2018年)は新車でトライしたんですが、さすがにこの時はバイクが泥で汚れるのに心が痛みました。でも、ぶっちゃけますが、これが中古で買ったバイクだったら?
もっともっと遠慮なくいけると思うんですよね……
もちろんスーパーカブ110はオフロード車じゃないから、ちょっと質が違いますけれど、アジア圏を含めた世界各国で愛されるカブの実力は伊達じゃない!
重量99kgの軽さと、両足ベタベタの735mmのシート高でなんとでもなります。

また、思った以上に「サスペンションのソフトさ」が悪路に強いことを知りました。
それに、悪路では17インチの大径タイヤはやっぱり有効です。
前輪ブレーキはこの当時はドラム式。最新モデルのディスクブレーキに比べれば安定感は一歩譲りますが、のんびり走るぶんには特に不都合はありません。
むしろ久しぶりに乗ったら「ドラムブレーキって、こんなに扱いやすかったっけ?」と思うくらいのフィーリングでした。

リアサスペンションの乗り心地は快適のひとこと。
感覚的にはソフトですけど、これで後ろの荷台にがっつり荷物を載せてもOKだというんだから不思議です。

乗り心地の良さにはソフトな座り心地のシートも貢献しているなと感じました。
ブラウンのツートーンが釣りで酷使するにはもったいないほどお洒落です(笑)
ところで……

カブ110はタンデムステップがあります。乗車定員は2名の登録。
110ccだからタンデムもOKなわけですが……ノーマルだと後ろには超タフそうな金属キャリアのみ。
二人乗りの時は鉄の荷台に座れ、ということか!?
座布団が必要だな(笑)
タンデムが可能なシートはカスタムパーツとしてたくさん出ていますが、ちょっと面白かったです。
結局、この日はボウズでしたが……

釣りに戻って、とにかくラン&ガンです。
通常、釣り(おかっぱりのバス釣り)においてラン&ガンというのは、ひとつのポイントでキャストしては移動、キャストしてはまた移動という感覚ですけど、スーパーカブ110が相棒だと違います。
山中湖ぜんぶでラン&ガン(笑)

移動して、ポイントのいちばん近くまで乗り込んでいって、すぐに投げる。
ダメだと思ったら即、撤退。
この速力は未体験でした。すさまじい武器です。

ウィード周りも丁寧に探ります。でも遠浅すぎて、ちょっときつい。
チェストハイのウェーダーを持ってきて水に踏み込みたいです……そしてウェーダーを履いたままカブに乗って釣りをする。
次回はこれしかないな。

結局この日は惨敗、ボウズでした。小さなアタリが2回あっただけ。
でもカブで釣りっていいですね。
釣りでの機動力や自由度は計り知れませんし、燃費も良くて維持費も安い。
これで晴れていれば、移動でちょいちょい走るのだって楽しみになります。

そして、気がついたら日暮れ!? なんとか一匹!と粘って時間を忘れていました。
ですが、今日1日で感じたことがあります。
今回は釣りですけど、こうやって「ひとつのことに特化させた時のスーパーカブ110」の対応力が素晴らしすぎる!?
釣りで言うならチャンスがたくさん増えすぎて、帰るタイミングを失うくらいに(笑)
60年も愛され続け、1億台も生産された名車の実力

やっぱりカブは他とはひと味違うタイプの実力派なんです。
特にスーパーカブ110は、カブ本来の強さに、パワーという余裕が加わって、自由度も行動範囲もたくさん広げてくれます。
趣味に使い倒すのも、バイク通勤・通学でも何でもアリ!
ピカピカの新車はもちろん魅力だけど、あえての中古で『とことん遊ぶ』のも正解だと思う。中古だからこそ遠慮なく遊べる部分って、なんだかんだありますしね。
しかもこのころの年式の場合は20万円台前半に狙い目バイクがズラリ……
賢くはじめる趣味暮らしに『スーパーカブ110』の中古車はおすすめかも!?