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原付二種で最高コスパの1台といえば……
125ccまでのバイクに乗れる小型二輪免許。とりわけオートマ限定なら最短2日で免許が取得できることになって原付二種がイッキに注目を浴びるようになりました。
じゃあ、いちばんお買い得な原付二種って何だろう?
そう考えた時に、やっぱり思い浮かんだのはスーパーカブでした。

シリーズ累計生産台数1億台を超えるスーパーカブなら中古だとしてもエンジンのタフさはお墨付きのようなもの。それでいてデザインはタイムレスなので2025年の今でもおしゃれに乗れます。
でも今、買うなら50ccじゃなくて110ccでしょう。原付二種のスーパーカブ110です。中古市場だと20万円台前半から狙い目の個体があるし、なにより台数(タマ数)が多くて選択肢が広い!
それにスーパーカブ110はクラッチが無いから、先に言ったオートマ限定の小型普通二輪免許でも乗れますし!

今回はそんな狙い目のスーパーカブ110で私(北岡)が2018年に釣りに出かけた時の記事をリバイバル!
当時の私の自宅からはツーリングの定番「道志みち」を越えれば、すぐ山中湖だったので「ツーリング+α」でカブを試してみた時のお話です。
ちなみにスーパーカブ110(2018モデル)のエンジンは最高出力8馬力。特に速さが自慢とかではありません。
登り坂や、きついコーナーの手前ではちゃんとシフトダウンします。
だから走るのが楽しいんですね。 法律的にオートマ扱いでもカブはやっぱり『バイク』です。

スーパーカブ110は、特に時速50~60kmでのクルージングは最高でした。当たり前だけど、パワーの余裕が50ccとは段違い。
4速で自然に流して走るのが素晴らしく気持ちいいフィーリング!
ちなみに始動はキックでもOK。もちろんセルスタートも併用です。
そして!

今回の目的は『ブラックバス釣り』です。
スーパーカブを釣りの相棒にする人は多いと聞きます。
そして釣り師ほど、クルマやバイクを釣りのために酷使する人種はそう多くないと個人的には思っています。
だったらピカピカの新車より中古のほうが良いのでは? ということでスーパーカブ110を釣りに投入してみました。
即席ですが「釣り仕様」のスーパーカブ110

普段使っている腰につけるロッドホルダーを、頑丈な荷台とヘルメットホルダーの根本あたりにマウント。
前日の度重なる走行実験でロッドの安全を確認しましたが……偶然なんですけど、なんかすごく上手くいった(笑)
タンデムステップがストッパーになってロッドが暴れないし、万が一の脱落に備えてタイラップで固定&保険もかけます。

そして荷台にはアルミケースをドンと!
滑り止めのスポンジを間にかませています。
できれば荷掛けゴム無しにしたかったけど、さすがに即席じゃ無理でした……。
でも、カブの積載の自由度はやっぱり高い。何でも積める気がします(笑)

それに「どうやってロッドや道具を運ぶかを考えること」の、それ自体が思った以上に楽しかったんです。
しかも、今回のスーパーカブ110はチャーミングなベージュのカラーなのに……釣り仕様になるとなぜか勇ましく見えるんですね(笑)
俄然ヤル気が湧いてきます。これはもう釣れたも同然だぜ!
寒い時期の山中湖。バス釣りは厳しいか?

最近、山中湖はシブいという話は聞いてきましたが……確かに手強い感じです。
生命感が感じられないというか、何となくバスがいる気配がない。
ひととおり攻めて、早々にこのポイントを捨てます。

この日は天候も悪く、気温も低め。たまに雨までパラつく始末でしたが、釣り師にとっては関係ありません(笑)
むしろプレッシャーが低くなるから歓迎です。
ライディングウェアだったから小雨程度はなんともありませんでしたしね。

ちょっと走って「お、ここ釣れそうかも?」と思ったら、すぐにストップしてワンキャスト。
なるほど実感です。この機動力はクルマじゃ無理だ……
あくまで「クルマが駐車できることが前提」の釣りとは自由度が圧倒的に違います。

だんだんヘルメットすら脱がなくなってきた(笑)
とにかく手数が違う。どこでもポイントに見えてきます。
過去にも山中湖は何度か来ましたけれど、今回はカブのおかげで初めてのポイントをたくさん開拓できてる!
天気は悪いが……これならきっと、釣れるはず!?
NEXT▶▶▶中古だったら遠慮無しに乗り込んでいけるのでは?
続きは明日、公開予定です!