1100ccモデルのアフリカツインにはちょっと手が届かない……新しいほうが良いのは当然だけど、1000ccモデルだって負けてないんだからね!
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1000ccモデルでも走りはカンペキ!

この時に乗っていたMT車で、オートマチックDCTではありません。

DCTの走りは革命的ですけど、まずはいちばん「素」のアフリカツインに乗りたかったからです。

パニアケースなども装備なし。ちなみに中古市場にはフルパニア状態のバイクがけっこう多いので、もし中古狙いならフルパニアの個体を狙うほうがおすすめです。

だってパニアケースって新規で揃えるウン十万円の装備ですからね……

画像1: 1000ccモデルでも走りはカンペキ!

ちなみに最高出力95馬力のエンジンは、低回転ではツインらしくドロドロと重厚に回ります。

マフラーのサウンドも心地よく耳に響き、ゆっくり走っていても飽きません。

のんびり、どこまでも走れるフィーリングというやつです。

画像2: 1000ccモデルでも走りはカンペキ!

軽量化されたマフラーは運動性能アップにもつながりますが、これが高回転まで回すと良きサウンドを奏でるのです。

低速ではドロドロ~っという音。

それが高回転ではつながって、ヴァァァーッツ!と激しいレーシングサウンドに変化します。

画像3: 1000ccモデルでも走りはカンペキ!

このサウンドにホンダの『アフリカツインの血筋』を感じます。

でも扱いにくいとかはまるで無し。

むしろスロットルをガンガン開けて峠のコーナーを駆け抜けることができます。爽快!

画像4: 1000ccモデルでも走りはカンペキ!

深く車体をバンクさせるコーナーでもズンッと踏ん張る。前後タイヤともに接地感が強い。

でも特にフロントの安心感が高いですね。それがあるから安心してスロットルオンできるんです。

画像5: 1000ccモデルでも走りはカンペキ!

本格的なオフロード走行も想定したワイヤースポークホイールの21インチの前輪です。

このクラスのバイクを支えるにはタイヤが細すぎる気がしますが、それを技術力で走らせてしまうのがホンダの底力。

よくこんなに接地感があるな!? って感心するほどです。

画像6: 1000ccモデルでも走りはカンペキ!

そのしなやかな前後のサスペンションを頼りに、オフロードへ突っ込みます。

こんなにデカくて重いバイクでオフロードなんて……と思うかもしれませんが、実際に飛び込んでみるとあまりの平和さに拍子抜けするんですよ?

もちろんオフロード用のブロックタイヤじゃないので無理は禁物ですが、誰でも普通に軽いオフロードなら入っていけます。

画像7: 1000ccモデルでも走りはカンペキ!

フラットなシートもオフロードでは効果的。

車体の大きな姿勢変化の際に、いきなりお尻を叩かれることがありません。

きちんとオフロード想定なんだ!と感じる部分でもありますね。

幅広でゆったりと座り心地も良く、滑りにくい表皮で長時間ライディングでも疲れません。

素晴らしいクオリティのシートでした!

ここが気になる、 アフリカツイン!

画像1: ここが気になる、 アフリカツイン!

そしてやっぱり気になるのが足着き性!!!

シート高は850mm/870mmで調整可能です。しかし……870mmだと身長176cmでも両足ツマ先立ち状態に。

調整機構で850mmに下げると、20mmとは思えないほど安心感はアップします。

一般的なアドベンチャーバイクと同等っていうレベルです。

画像2: ここが気になる、 アフリカツイン!

850mm状態だと170cmくらい身長があるライダーなら問題ないでしょう。

アフリカツインは跨るとすこし車体が沈み込んで、足着きが良くなりますから。

重量が230kgと比較的軽いのも大きいです。

でも、もうちょっと安心感があってもいいかな?と思う部分でした。

画像3: ここが気になる、 アフリカツイン!

と、思ったら同時期の「アドベンチャースポーツ」シリーズにはローダウンモデルも設定がありました。

こっちは最大で810mmまでシート高が下がります。

810mmならほとんどの男性は余裕でしょう。中古バイクを狙う時はローダウンモデルかどうかも用チェックのポイントかもしれません。

画像4: ここが気になる、 アフリカツイン!

あとはウインドスクリーンです。

オフロード想定だとあまり大きく、高さのあるスクリーンにできないのでしょう。

高速道路で身長176cmのボクがビシッと背筋を伸ばすと、ヘルメット上部は風を受けます。

ツバ付きのオフロード系ヘルメットだと走行風が若干気になりました。

ぜんぜん許容範囲内ですけどね。あえて言うなら……というレベルの話です。

総合力が高すぎる!

画像1: 総合力が高すぎる!

ツーリングでゆっくり走っても飽きないし、ワインディングをスポーティに楽しむこともできる。

画像2: 総合力が高すぎる!

オフロードだって、初心者にも「ちょっと走ってみてよ。大丈夫だから」とおすすめしたくなります。

そして、旅が似合うスタイルに、充実しすぎの豪華装備!

画像3: 総合力が高すぎる!

最初に戻って言いますけど、これが中古で110~130万円でフルパニア装備などで買えるなら……

けっこうお買い得なのでは?

もちろん他にも大型アドベンチャーバイクの選択肢はあるけど、ブランド力を含めた総合力で話をするならアフリカツインはおすすめです。

画像4: 総合力が高すぎる!

この日、最後に富士山の五合目まで駆け上がってみました。

高速道路も、その後の中速コーナーも、富士五合目へと続く斜線の無いような狭い峠道も、五合目の砂利の駐車場も……

乗っている間が全部『楽しい』しか感じない。

大冒険を夢見る超本格アドベンチャーバイクも1000ccモデルなら現実的に買える。しかも憧れフルパニアだって狙える!

どうでしょう……コスパも含めて、けっこう良い選択だと思いませんか?

よろしければ最初からご覧ください!

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